機動戦士ガンダムUC　episode2　赤い彗星：City Runner：SSブログ

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機動戦士ガンダムUC　episode2　赤い彗星　[Movie] [編集]

僕のブログの中でも何故か？アクセスが異常に多いのが、この
映画「1作目の感想」なので、先日劇場公開された、続編を参考程度に、、、

「機動戦士ガンダムUC　episode2 　赤い彗星」

原作「福井晴敏」

1話目を鑑賞した際には、この「原作小説」を読んでいませんでしたが、今回の「episode2」にあたる
4巻目までは読んでおります。先日CS放送で「episode1」を放映してたので、録画をして再度鑑賞。

まぁ、概ね原作と同じ内容である事が分かりました。

前回気になった事、新宿の劇場鑑賞でしたが「モビルスーツが左右に移動する」描写において、
ハッキリとしたフリッカーが発生していましたが、今回の劇場で似た様な場面でフリッカーは出ず。
また、録画したモノも同じ場面でフリッカーは発生しなかったので、新宿の劇場の問題だった様子。

物語は「シャアの叛乱」から3年後と言う話です。
内容で気になったのは、この物語は「地球連邦軍×ネオジオン」と言うシンプルな図式なのですが、
ネオジオンに拘った理由が、1話まではハッキリせず「新興勢力でも構わなかった？」と言う感じ。
そんな「episode1」でしたが、この「episode2」で一気にドラマが動きます。やはりこうでないと、、、

上記した様な心配は「この2話」で殆ど語られ、妙に納得。サブタイトルにある「赤い彗星」の再来
と言われる仮面の男「フル・フロンタル」なる人物は、赤いモビルスーツに乗って戦ったかと思えば、
この2話から、躊躇なく仮面を外し素顔が見れる。額に向こう傷あり、声が池田秀一って、、、オイ！
そして1話で「オードリー・バーン」と偽名だった少女もあっさり「ミネバ・ザビ」と名乗る潔い展開です。

他では、久しぶりに安彦良和がキャラクターデザインをしたにも関わらず、作画の線が硬いので、
あの方特有の柔らかいタッチが出ておらず、何となく違う人がデザインした印象になっているのは
「F91」に近い雰囲気になっているので、「逆襲のシャア」の3年後、と言う設定ではありますが
どちらかと言うと「F91にも繋がりそうな空気」になっているのが、逆に面白いところでしょうか、、、

富野ガンダムの主人公、分かりやすいところで「アムロ・レイ」やら「カミーユ・ビダン」ですが、
何故か富野氏の描く主人公は「やたら屈折した性格」なのが、どうも馴染みにくかったのが
僕の正直な感想ですが、この福井ガンダムの主人公「バナージ・リンクス」は登場早々から
自分の意思がハッキリしていて、大人を納得させられる考えがあって行動してるのも好みです。

あと、他の監督達が遭えて避けて通った「ニュータイプ」を描いているのは頑張ってるなぁ。

前回の日記では「最低でも富野ガンダムの流れが分かっていないと辛い」と書きました。
実際に、原作を読んでしまうと「まぁそんな事も無いかな」とも思います。もちろん分かった
上で、鑑賞した方がより面白く観れるとは思いますが、あまり気にしなくて良さそうです。

ただ、地球防衛軍の戦艦に乗る軍医が「ハサン先生」だったりとネタがピンポイント過ぎる

前作同様「11月12日に発売されるBD・DVDの先行上映」なので、映画ではありません。
せっかく、先行の限定上映をするのなら、劇場だけでも「episode3」の冒頭までを挿入した
特別なバージョンぐらいは、用意して欲しいかったなぁ、、、ぐらいが残念なところでしょう。

相変わらず「OVA」としての出来は素晴らしく、劇場で観るに耐える仕上がりになっているので、
ひょっとしたら、DVD全巻が出揃った後に「再編集の劇場版」くらいは、出てくるかもしれません＾＾